東京タワー
※この施設は2013年9月1日で閉館。
東京タワーで最大のお楽しみ場所といっても良さそうなのが、蝋人形館。昭和45年に、日本で最初に開設されたアジアで最大の蝋人形館なんだそう。
日本で作っているのかと思えば、わざわざロンドンから輸入しているというから驚き。
入口の横ではマリリンモンローがお出迎え。一歩入れば、まずは材料見本として密蝋が置かれている。密蝋というのは、人間の肌の質感を出す独特の透明感を持っているのだそう。
さて、マリリンモンローである。北海道秘宝館にあったマリリンモンローは、まさにこのポーズであった。しかし、ここは東京タワーの蝋人形館なので、ハンドルを回してスカートをめくって股間を拝むことは出来ない。
そういえば自分は腹痛もあって下からのぞくのも忘れた。今、写真で見返しても股間ギリギリのキャミソールの裾ラインがなんだか気になる。ここは正確には蝋人形館内ではなく入口手前であるため、東京タワーに行ってのぞこうと思えばのぞける場所である。
しかし、そこまでしてのぞきたいモノではないので行くつもりはないが、勝手な憶測の結論としてはたぶんツルツルである。
まあ、そんなことはどうでもいいとして、館内へ入ってみる。
館内は、ムービースターが集まった「ハリウッド映画スターホール」、世界の指導者、おとぎ話の主人公、ロックミュージシャンが集まった「インロックブース」、怪奇映画の主役、中世の拷問コーナー、レオナルドダヴィンチの名画の世界というコーナーでなりたっている。
写真撮影はOKなのだが、全部を見せてもつまらないので適当にいくつかをご紹介。ちなみに残酷モノ、怪奇モノがお好きな貴方には申し訳ないが、怪奇映画の主役(フランケンシュタイン等)と、中世の拷問コーナーでは気持ち悪いので写真を撮らなかった。
スティーブマックイーン。居酒屋で座ってるように見えた。
何故か毛沢東のTシャツ。売店では売っていなかった。
左端は蝋人形館唯一の日本人。蝋人形館館長だったと思う。
たぶん、東京タワーの蝋人形館の目玉であり、人気の的であるのはこの「インロックブース」。 そういえば、ビートルズもいるのだが、彼らは入口付近のハリウッドスターと同じ扱いをされ、ここにはいない。このロックブースはかなり濃いミュージシャンの集まりである。例えば...
フランクザッパ
彼が誰だか知らない人の方が多いはず。ステージの奇行で知られるギタリスト。
キースエマーソン
あの小室哲哉が憧れていたキーボーディスト。キーボードの上に乗ったりしていた。小室哲哉も当然真似していた。
70年代ロックの王道、ディープパープルやレッドツェッペリンのギタリストもいれば、メタリカもいたりする。
とにかくコアでディープでマニアックな感じのするインロックコーナーである。
2014年08月追記。
インロックコーナーに居た何人かは、東京・六本木にオープンしたTOKYO ROCK SHOWCASEという博物館にいるそうです。
上半身裸の方はミロのヴィーナス。
よーく見ると、向かって左のおっぱいですが、乳首の位置が変な気がするんですが。不自然に上外側にあるような...。
そして、レオナルドダヴィンチの世界である。12メートルに及ぶ「最後の晩餐」のシーンは圧巻だが、注目すべきは向かって右から3番目に座る(写真右の青い服の) 彼。ヘンに首が長いのである。
そんな訳で、蝋人形館は結構楽しめる。たまに新しい蝋人形が入ったりして、展示も変わるようなので蝋人形フェチの方は足繁く通うことをお勧めする。また、ディープなロックの世界に浸りたい貴方は、是非ともインロックブースのミュージシャンを飽きるまで眺めてほしい。