北海道秘宝館
現在、閉館への一途を辿っているようです。
2009/12/20 けい様からのメール
数年前から道路拡張のため閉館となるという噂が流れ、その後何度となく閉館したという情報が流されました。近年は電話が既に解約されているため繋がらず、しかも土日の不定期営業であったため致し方ないこととだったと思われます。最近では今年9月に閉館したという噂がネットで流れたので、また噂に振り回された人も多いようです。
さて、そんな北海道秘宝館の閉館情報ですが、実際に現地を訪れて確認された方のブログによると、近々閉館となるのは確実のようです。道路拡張ではなく採算がとれないためらしい。12月上旬にてまだ営業が確認されていますが、近日中に閉館されることはおそらく間違いないと思われます(もしかしたら既に閉館になっているかも?)。
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いつも情報ありがとうございます!閉館も時間の問題みたいですね...。2007/09/05 シリカゲル様からのメール
(前略)6月に閉鎖されたはずなのに、入口に営業中と書いてありました。ただ、営業時間が「金土13:00〜17:00・日祝10:00〜17:00」となっており、残念ながら自分が定山渓に着いたのがこの曜日&時間を外れていたため中には入れませんでした。「営業中」の札を片付けずに閉鎖したのかも知れませんが、2ちゃんねるを見たら道路工事が延期になったらしいので、まだ生存してる可能性がありそうです。料金は「1500円のところ1000円で入館できます」の貼紙があったので、さらに値下げ(つまり装置の故障っぷりもパワーアップ?)したようです。
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情報ありがとうございました。12月になってのアップで申し訳ないです。道路拡張工事が延期ってことなので、まだ営業してるかも?!詳細ご存じの方は教えてください!!2006/03/20 t2様からのメール
もう他の方から情報が寄せられているかもしれませんが、イボンヌさんのブログによると北海道秘宝館が閉館されるとのことです(ソースは地元テレビ局情報番組とのこと)
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この情報、t2様からのみいただいてます。ありがとうございました。
「のりゆきのトークDE北海道 」という情報番組のオフィシャルサイト、3/3放送のバックナンバーに「なくなる前に秘宝館に見に来てください。お客様募集! 北海道秘宝館 」とあります。未体験の方、是非、閉館前に行ってみてください。道路拡張のために閉館されるとか・・・。そんなに交通量多い場所だとは思わなかったのですが、自然と共に昭和の名所もなくなっていくのですね。地球温暖化並みに厳しい現実。
北海道秘宝館ドキュメンタリーDVDがあります!
行きたかったのに、残念...。というあなたに朗報。
北海道秘宝館の全貌を記録したドキュメンタリー映像のDVDが出てます!館長のインタビューも入ってます。
北海道秘宝館は、定山渓温泉という札幌からほど近い温泉地の一角にある。道内で初の秘宝館らしい。
雪深い12月中旬、「漁夫の利」大作戦(更新記録1999.12.24参照)で北海道上陸に成功。メインの目的は「北海道秘宝館」制覇である。が、「この冬の雪深い時期に、果たして秘宝館は開いているだろうか?」という問題があった。念のため前日に電話を入れて確認してみると「えーっと、いつもは10時からなんですけど、明日は
オバチャンの予定に合わせて開館時間が決まる。何ともローカルな感じだ。それでも営業しているということで安心し、バスの時間を確認して翌日に備えた。
北海道2日目。早起きして朝一番のバスで出かける。同室のOさんも一緒に同行してくれることになり、一緒に秘宝館へと向かう。
札幌行きのバスで、途中の定山渓で降りたのは我々2人だけだった。クルマの通りも少なく、人も見あたらない。到着時刻は10時15分。ちょうどいい時間だ。
サクサクと雪を踏みしめて秘宝館へと向かう。かなりローカルな町並みだが、ロー○ンとサン○スというコンビニが道路を挟んで向かい合って建っていたりして、東京よりもコンビニ密集度が高い。大浴場を売りにしたホテルが建ち並び、その先に北海道秘宝館はあった。路線バスの停留所と、涙を流すという怪しげな観音様が横に立っている。秘宝館到着時刻は10時28分。
しかし、窓口は開いていなかった。
まあ、オバチャンは役所で多少時間をとられているのだろうと、ふらふらと周りを見て回る。入口には何故か象がいる。名前は定子。どうやら命名コンテストでもしたのか、命名者の長谷川さんの名前と住所が片隅に書かれている。
そして、涙を流すという観音様である。よくよく目元を見ると、涙のように水が流れている跡があり、水がたまっているが、それが涙なのか雪が付着して解けてきているのか、本当のところは不明。
建物と観音様の間には、ボロボロになり中身が露出しているゴリラがあった。こちらも名前があったが看板が割れていて、○太としかわからない。命名者が裕○という名前なので、さしずめ裕太と言ったところか。これでゴリ太だったら、ちょっと嫌だ。
そんなこんなでウダウダして、時刻は10時50分。しかしオバチャンはまだ現れない。
が、かわりに一台のタクシーが秘宝館の前へと入ってきた。タクシーを待っていると勘違いされたのだろうか?運転手さんは窓を開けると「どこへ行くの?」と聞いてきた。
「北海道秘宝館」を見に来たのだと伝えると苦笑いされた。そして「今日は月曜日だし、たぶん開けないと思うよ。開けても夕方じゃないかなー」と言い始めた。
「いや、でも昨日電話して確認した」と伝えると運転手さんはいろいろと話し始めた。
タクシー運転手・田○さんの話(要約)
この秘宝館の経営者はかなりのお金持ちである。
お金持ちの道楽でやっているので、閉まっていても急に夜になって開けたり、開館時間や営業日がばらばら。
経営者以外にパートのオバチャンが店番していることもある。
経営者のオバチャンは、すごい服を着ている。
2階のレストランには蝶の標本やパンダなどの剥製があり、蝶の標本だけで1億以上の価値があるらしい<
秘宝館はそこそこ広いが、秘宝館よりも札幌や小樽で観光した方がいい。
札幌に行くなら、高倉健さんが主演した「駅」という映画にでてくる「純連」というラーメン屋が旨い。
ということで、オバチャンは来なさそうだから、いいかげん小樽か札幌に行かないか?
かなり長々と運転手さんと話をし、時刻は11時。しかしオバチャンはいまだ現れず。
運転手さんは「このヘンはタクシーを拾うのも大変だから」と自分の携帯の番号を教えてくれた。で、どこか行くのかと思いきや「あとどれくらい待つの?」としばらくは一緒に待つようであった。
しかし、もうこの時
秘宝館2階にある「パンダと人魚のいるレストラン」の入口。冬季は閉鎖しているようで、サンプルケースには何も入っていなかった。
タクシー運転手さんの話によれば「テーブルには蝶の標本が入っていて、周りにパンダとか獣臭い動物の剥製がある中でメシ食ってもあまり旨くない」とのことだった。
剥製の獣臭さは「アニマル邸江戸屋」で経験済みなので、自分もそんなところでゴハンを食べる気にはならない。正しい意見といえよう。
さて、11時15分になったがオバチャンは現れなかった。
やはり運転手さんの話は正しかったのだろうか?
かなり悔しいので、入口にあった「六根霊石」の写真を撮る。
単なる女性器の形をした石だと思っていたが、この石の霊力で自分のカラダの悪い部分をさすると治るというものらしい。
こうして何だかんだと時間をつぶしたのだが、遂にオバチャンは現れなかった。というより、タクシーの運転手さんの執拗な営業の魔の手から逃げられなかった。人はいない、他に何もない。
半分拉致されるような形でタクシーに乗り込み、定山渓を後にした。そして、お勧めの「純連(すみれ)」にラーメンを食べに連れていってもらう。ちなみに、運転手さんも一緒にラーメンを食べた。ラーメンは本当に旨かった。スープよりも麺が熱い不思議なラーメンだったが、やはり札幌のラーメンは旨い。
そして札幌駅で降ろしてもらうと、
さて、北海道観光を終え帰りのバスに乗る。
帰りのバスの中からどうしても確認したいことがあった。それは今日あの後、北海道秘宝館が空いているかどうかということである。バスは必ず秘宝館の前を通る。確認しやすいように、秘宝館が見える側の席に座る。
さすがに疲れてちょっとばかりウトウトしながらも、山道にさしかかったところで気が付き、カメラを手にする。秘宝館はもうすぐだ。対向車線にバスやトラックなどの大きなクルマが来ないことを祈り、バスが秘宝館の前を通過した際にすかさずシャッターを押した。
なんと入り口付近に明かりがついている!ということは、あのあとオバチャンは現れたわけである。ラーメンとタクシー運転手の営業に負けた自分...残念。
途中でオバチャンに電話し、再度明日行くことを伝える。 明日の目標は「タクシー運転手の営業に負けない」。
ということで、2日がかりで訪れた北海道秘宝館の全貌(おおげさ)は続きを見るで。
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