桃丘コレクション

桃丘コレクション

はじめに

ここを訪れる5年くらい前の話。石和温泉にできたばかりのホテルに安く泊まれるということで、知り合いと4人で11月の連休に訪れたことがあった。中央道は激混みで山梨にたどり着いた時点でゲンナリし、それでも名物のほうとうを食べ、昇仙峡に行った。しかし根性がない自分は途中で五併餅を食べ、昇仙峡の滝だか何だかの最終地点にたどり着く前にギブアップ。さっさとホテルに向かい、温泉に入ってビールを飲んで酔っぱらって寝たのであった。

翌日ぶどう狩りをしてみたが、あまり楽しくなかった。そしてすることがなくなった。クルマでうろうろしていると、怪しげな看板があった。ちょっと行ってみようということになり、たどりついたところが「桃丘コレクション」であった。しかし、その当時はそんな名前だとも気にも留めなかったし、何だかエッチな感じの怪しい所ぐらいにしか思っていなかった。

建物は開いていなかったので、どうしようかと迷っていると「絵とか人形とかあるだけでつまんないよ」と近寄ってきたオヤジがいた。彼の背中はほぼ直角に折れ曲がり、ノートルダムのせむし男のようであった。

結局「どうしても見たい」という意見に達しなかったので「じゃあ、いいです」と断り、家路についた。

桃丘コレクション外観今回のターゲットは山梨。そしてふと、上に書いた5年くらい前のことを思い出したのである。そういえばそんな所に行ったけど入らなかったなー。そんな思いを胸に山梨へ。

事前に「甲州街道沿いに「愛と性の博物館」という看板が出ている。」という情報をいただいており、まずはそれを探すことにした。案外簡単に「愛と性の博物館」の看板を発見。指示に従って到着したところが、この「桃丘コレクション」であった。

たどり着いたら、5年ぐらい前の記憶が鮮明になってきた。「絵とか人形とかあるだけでつまんないよ」と変なオヤジに言われて入らなかった場所はここだ!と。

ところが、今回は変なオヤジどころか人の気配が全くない。入口の手前には「営業中」の看板がでているが、入口には鍵がかかっている。隣接したアダルトショップも閉まっている。入口のドアを叩いたりしてみたが、誰も出てこない。駐車場にクルマが1台もないことから、係りの人はどこかにでかけているのかもしれない。

なんだかこのパターンは北海道秘宝館を訪れたときと似ている。圧倒的に違うのは、雪が積もっていないこと、暖かく気持ちのいい午後であること、そして北海道でなく山梨であることだ。

桃丘外入口看板2このパターンだとしばらく待った方が正解かもしれない。タクシーの執拗な営業もないし、寒くもない。ということで、入口にある看板や御神体の写真を撮ったりしてみる。

桃丘コレクションの裏には巨大ショッピングセンターがあり、こちらはかなり盛況なようだ。ひっきりなしに家族連れがクルマで訪れる。

そして待つこと10分。1台の山梨ナンバーのクルマがやってきた。クルマから降り立ったのは、ロンドンブーツの金髪の人に似た感じの若いお兄ちゃんであった。そしてスタスタと桃丘コレクションの中へと入ろうとするではないか。そこでお兄ちゃんに声をかけ、彼がここの係であることが判明すると、早速中に入れてもらうことにした。

残念ながら、ここから先は撮影禁止。今回もイメージ画像でお楽しみください。

尚、ここから先は18歳未満の方、エッチな話題が苦手な方はご遠慮ください。

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