武弘自然生態博物館

武弘自然生態博物館

2001年5月現在の追記。

残念ながら半年ほど前に閉館してしまったそうです。(本当は現地に行って直接確かめたかったのですが...)

また、ドクタースミスさんからいただいた情報。
「現在片付け中で、(大阪の?) 持ち主に展示物は返却する」とのことでした。

簡単に経緯をわかる範囲で補足すると、「性態博物館」というものが愛知県小牧市にありました。その館長である石川武弘氏は、会社経営のかたわら週末を利用してお住まいの大阪から名古屋へと往復されていたそうですが、体力的にキツイのと後継者がいなかったために1997年12月に閉館。閉館した際にはコレクションを譲って欲しいとの問い合わせもあったようですが、散逸させたくないために、真面目に生殖器を扱ってくれる引き受け手を捜していたらしい。

そして、1993年3月に群馬に復活したのでありますが、またしても閉館することになった模様。残念ですが、またどこかで復活してくれることを望みます。

武弘自然生態博物館

外観愛知県小牧市にて「性態博物館」(1997.12閉館)として開館されたものを、内容を充実して群馬県に新たに「武弘自然生態博物館」として開館。

ライオンと豹の混血獣レオポンを誕生させた故赤木一成先生と石川武弘先生が、20年余りの歳月をかけて世界から収集した動物生殖器の標本など、自然界の不思議が展示されている。神秘性、仕組み構造などを学術的に説明している、日本で唯一、世界でも類がない博物館である。

小牧市では隣に田縣神社があり、この神社で行われる巨大ペニスを御神輿にして厄年の男達が練り歩く豊年祭は、国内はもとより外国人観光客にも人気なんだそう。共通の話題を持つためか、観光名所として賑わいピーク時には1日で1000人、閉館までの23年間のべ100万人を動員したという。ちなみに入場料は500円であったらしい。

さてさて、その存在を知ったのは残念ながら閉館した直後。そこには、勤続15年以上というオバチャン館員が、面白おかしく説明をしていたとか、行ったことのない人のために再現された「のぞき部屋」があった等の、心惹かれる要素があった。

ただ、後継者を探しているとのことだったので、どこかに復活してくれることを望んでいたのだが、1999.3に群馬に復活したとの情報を入手。早速電話して場所を確認し、真冬にしては暖かいある日、現地へと向かったのである。

レオポン子供レオポン大人館内に入ると「入館する方は売店まで」と張り紙があったので、売店に行ってみる。そこで、オバチャンに入館料を払うと、オバチャンは説明をしてくれるらしく、先頭を歩いていった。

まずは入口にある写真パネルの説明。故赤木一成先生が誕生させたライオンと豹の混血獣レオポンである。自分は知らなかったが、一時期はテレビなどにかなり取り上げられたらしい。

しかし、現在についての説明はなし。どうなったんだ、レオポン?

ちんぽ

何かの尻尾みたいですが、両方とも交接器(ちん○)の拡大写真です。

ちんぽ

額に入ったのもあります。これはキリンの交接器。先っぽの細い部分で刺激するらしい。

ちんぽ

ホルマリンに浸かった交接器。その動物の写真付き。

へびの交尾きりんのちんぽオバチャンは館内の入口をちょろっと説明すると、帰りに売店に寄るようにと言い残して、いなくなった。面白おかしい説明は引き継がれなかったらしい。とても残念だ。

かなり学術的要素が濃いようで、館内にはのぞき部屋もなく、明るく広々として健康的だ。子供が見てもわかりやすいように、至る所に交尾が図解され、交接器の写真が飾られている。白い物体はキリンの交接器。

人面魚のミイラ?ところで、展示されているのは交接器や剥製ばかりかと思えば、何だか怪しげなものを発見。説明書きもなく、周りにあるのは動物の交尾写真ばかり。

そんなところにポツンと置かれた、錦鯉ほどの大きさの謎の物体である。魚のようでもあるが、髪の毛らしきものも生えている。人魚なんだろうか?何年か前に東スポの一面を飾った半魚人よりも、何だがリアリティーがある。ただ、顔とおぼしき部分はこちらからは見ることが出来ない。

これは人為的に作られたものなのか、それとも何とか先生が誕生させた「混血魚」なのか、とにかく謎に包まれている。もしかしたら、半魚人というあまりにもセンセーショナルな物体であるため、ひっそりと保管しているのかもしれない。恐るべし、生態博物館。

ちんぽオブジェ緊急時館内中央には「ご感想をお書きください」という用紙が載ったテーブルがある。その横には、尾瀬観光記念とかかれたテープが貼られた男性器オブジェがあった。下の部分がスタンプになっている。何故に尾瀬なのか、謎は深まる。

そして、VOWチックな張り紙。緊急の時、この紙を身体で外に押して下さい。言いたいことは何となくわかるが、紙を押すのか?こんなコトに、いちいちツッコミを入れたくなる自分も大人げない。

サイのちんぽくじらのちんぽ白い物体はサイ(クロサイ)の陰茎葉。ペニスの左右に突出したつばさのような物体。1回の交尾が1時間もかかる巨体にとって何の役をするものかまだわかっていない。

茶色の物体は鯨のペニスの皮。この下には処女の鯨の生殖器と、非処女(出産経験あり)の生殖器がガラスケースに入って展示されている。水滴がついてうまく写真に収まりませんでした。

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