石切劔箭神社

石切劔箭神社

石切劔箭神社

一際目立って異彩を放つ高木薬房

石切劔箭神社

ショーウインドウ?には謎の病気の数々

石切劔箭神社

かべつちを食べる・・・?

石切劔箭神社石切劔箭神社石切神社の参道で、一番の見所といっても過言ではない高木薬房。誰もが一旦足を止めて見入ってしまうほど、とにかく凄い。

単なる漢方薬屋かと思えば、ショーウインドウらしきものがある。そこに飾られているのは、右の人体模型。顔とカラダのバランスが全然とれていないところがいいです。しかも、肺がやけに大きくないか?薄汚れてますが、内蔵類は取り出して見ることができるようです。

そして模型の周りの壁には、夜泣き、かんむし、ひきつけ、乳あましと言った乳幼児の病気?が図解されており、中でも意味不明なのがかべつちをたべる。平成の世の中、壁土を探す方が大変で、ましてや食べてる子供は...。

このイラストの数々が時代が止まっているのを物語っているようで、なかなか興味深い。
顔の表情とか、色使いとか、一昔前のかるたみたいな感じ。

怪しげな人体模型の側面。頭は絶壁、尻から下に至っては省略されている。手前にお供えか?色あせたヨーグルトキャンディーの袋が置かれていた。

石切劔箭神社石切劔箭神社ところで、薬房だけあって漢方の匂いが充満しているため、同行してくれたKさんは「気持ち悪い」とそそくさと外に出ていました。

奥では補聴器がささったジイさんが、熱心に競馬新聞を読んでおり、どうやらこのジイさんが調合してくれる模様。たぶん、このイラストもこのジイさんが描いたと思われる。

それにしても心臓かん虫って何だ?(あほう)って書いてあるのも気になる。

2001年の新年早々、O様より

石切劔箭神社に初詣でに行ってきたのですが、高木薬房が閉まっておりました
張り紙がしておりまして、「死去のため閉店させていただきますので御了承下さい」と書かれていました。

補聴器のささったジイさんがお亡くなりになったのでしょう。あー、とても残念です。

2001.8.5にいただいた情報

4月頃には解体業者の手によって半分近くが破壊されてしまった模様。

ということは、この情報をいただいた時点で、もう取り壊されてなくなってしまっていると思われます。残念です。

石切劔箭神社さてさて、参道も終わりに近づきまた石切神社へ。と、神社のすぐ脇にまたしても異彩を放つ漢方薬屋が。阪本漢方医薬品製造所と書かれたこの場所、高木薬房よりは店構えも立派で広い。しかし、怪しげな雰囲気では劣る。

一歩踏み入れると、またしても漢方なのか?かなり鼻をつく嫌な匂いがする。しかし、それはここで飼われているネコのオシッコの不始末による匂いと判明。そして、レジには空を見つめたまま動かないバアさんが座っている。またしても、時代が止まったままだ。

石切大仏尊像に多額の寄付をしていた人物の名前が阪本。この店の創立者と同一人物であることが判明。民間信仰は熱い。

石切劔箭神社

ショーウインドウに並んだ漢方

石切劔箭神社

を見ると、尻の穴がキュッとなる

石切劔箭神社

赤まむし系ドリンクも豊富

はっきりいって、神社そのものよりも参道が面白い。一件一件を全部見て回ったら、1日がかりになりそうなくらいディープな感じの場所である。

占いのはしごをするもよし、漢方薬を調合してもらうもよし、とにかくただ歩いているだけでも楽しめる場所。大阪に行く機会があったら、是非とも足をのばしてほしい場所である。

おまけ

石切劔箭神社参道にある露店で売っていた「ピカチュウカステラ」。

東京だと袋だけピカチュウで、中身は丸かったりしますが、大阪はしっかりカステラもピカチュウの形。

石切劔箭神社後姿もバッチリだし、関西は商売上手いですね。15コ入り500円ナリ。

類似品に「ドラえもんカステラ」もあり。